給湯器の寿命って一体何年ぐらいなの?
人と同じように電気機器にも必ず寿命があります。それはガス給湯器も例外ではありません。ですが、
ガス給湯器とその他の電気機器とでは寿命の出方に違いがあります。何故ガス給湯器は家庭によって「寿命」が違うのでしょうか。
ガス給湯器は一体どこにある?
ご自宅にある給湯器の本体は一体どこに設置されているかご存知ですか?自宅の給湯器が一体どこにあるのか
あまり考えたことが無い人がきっとほとんどだと思います。
お湯が出なくなったり、追い焚きができなくなったり、故障して初めて給湯器の場所を知る事になる人が多いでしょう。
もしもの時のために、給湯器の設置場所を確認しておきましょう。
戸建て住宅の場合
まずは自宅の外へ行って見てみましょう。
外壁に掛けられていたり地面に置かれていたりしています。
ガスメーターなどが収められている
ボックスがありますか?あれはパイプシャフト(PS)庫といいます。
PS庫があれば庫内を、なければベランダや廊下を見てみましょう。
このように住宅環境によってガス給湯器の置かれている場所が違います。
では、給湯器の設置場所が確認できたらご自宅の給湯器が長持ちする設置場所なのかどうか確認しましょう。
給湯器の本体設置位置と寿命の関係性とは
給湯器本体の前は排気口から排出された排気が滞留しないようにスペースを開ける必要性があります。
そのため、給湯器は全面に十分なスペースがないと、吐き出した排気を吸気口から吸い込んでしまい、
不完全燃焼や機器の内部等を傷めてしまう可能性があります。
ガス給湯器の排気ガスの成分には、硫黄成分が含まれていて、この硫黄成分が空気中や排気中の水分と科学反応を起こして、亜硫酸、硫酸などの腐食性の酸が含まれた排気を吸い込むことにより、機器内部の配線や部品が劣化して故障してしまいます。
またお隣との壁や塀まで60cm以上ないとメンテナンスを行うことが難しくなります。
メンテナンススペースを十分に確保することも環境を整える上で重要となってきます。
排気カバーや配管カバーの適切な位置
排気カバーは排気の方向を変える部材です。給湯器の近くに窓やドアがある場合、排気の方向を変えることで室内に排気が侵入し、ガス臭くなってしまうことを防いでくれます。また給湯器本体の吸排気をスムーズにし、給湯器本体の寿命を延ばす効果も見られます。
いかがでしたでしょうか?普段あまり気にすることのない給湯器ですが、この機会にぜひ一度お手入れをしてあげては?
長く寿命を延ばせるかもしれませんよ。