一酸化炭素中毒に注意!給湯器の不完全燃焼について

テレビなどでも話題になった給湯器による「一酸化炭素中毒」これらが何故危険なのか知らない人はほとんどいないと思いますが

既に知っていてももう


一度見直すことでより危険度の認知ができるのではないでしょうか?知らない方はぜひ覚えておいてください。

 

一酸化炭素中毒とは

人間が一酸化炭素を体内に多く取り入れると、意識障害や頭痛、嘔吐、呼吸障害、死亡といった症状を起こします。恐ろしいことに、一酸化炭素には色も臭いもないため、発生しても気がつきません。締め切った部屋で不完全燃焼が続くと、体が動かなくなるまで気づかずに吸い続けてしまい、いつのまにか一酸化炭素がたまり、重症になってから病院に運ばれることが多い最悪の場合、死に至ることもある。

 

一酸化炭素中毒の症状

初期症状は、頭痛・めまい・吐き気・不快感など。これらは風邪の症状と似ているため、一酸化炭素中毒とは気づかず、悪化するケースが少なくありません。

 

悪化すると、意識はあっても体が動かなくなったり、昏睡などが起き、最終的には死亡することもあります。大変危険なものです。

 

軽度

頭痛、吐き気、めまい、不快感

重度

意識障害、生命の危機

 

どうして一酸化炭素中毒が起こってしまうのか。

全身の細胞は、酸素を利用して呼吸しています。肺で取り込まれた酸素は、血液中の赤血球が持つヘモグロビンに結合し、全身の細胞へ運ばれます。一酸化炭素はこのヘモグロビンと結合しやすく、その結合しやすさ(親和性)は酸素の約250倍といわれています。

 

そのため、一酸化炭素が体内に存在すると、酸素がヘモグロビンに結合できなくなり、結果として全身の細胞が酸素を利用できず、生きるためのさまざまな活動を行うことができなくなります。

 

もし一酸化炭素中毒になってしまったら!

酸化炭素中毒が発生した場合は、すぐに新鮮な空気を吸えるように対処してください。

落ち着いて室内を換気する

暖房器具などを止める

新鮮な空気のある場所に移動する

身体を保温する

医療機関を受診する

意識がないなど緊急性がみられる場合は、迷わず119番通報して救急車を呼んでください。

 

一酸化炭素中毒を起こさないためには

こまめな換気が重要です。もしも一酸化炭素が発生しても、換気をすれば部屋にたまるのを防ぐことができます。特に、最近の住宅は気密性が高くなっていますので、必ずこまめに換気をしてください。

 

暖房器具の使用中に気分が悪くなったりしたら、風邪かなと思うよりも、真っ先に一酸化炭素中毒を疑って、すぐに換気をしてください。

 

予防

30分〜1時間間隔で換気する

 

いかがでしたでしょうか一酸化炭素中毒は給湯器に限らず起こります。

普段から換気する癖をつけ火を使うものには十分に気を付けましょう。