給湯器が凍結!?一体どうすれば?

寒い地域にお住まいの方は経験あると思いますが、近年では自宅の給湯器が凍結してしまうということは稀ではないでしょうか。

とは言っても、1年に1・2回程度の大寒波で給湯器が凍結してしまうことがあります。

事前にできる凍結防止対策、凍結してしまった時の対処法をご紹介します。

 

給湯器にはそもそも凍結防止機能が備わっています。

給湯器にはあらかじめ2つの凍結防止機能があります。雪が降るような寒い日でもすぐに故障・凍結してしまうことはありません。

 

1つめは自動ポンプ運転です

これはふろ給湯器のみですが、おいだき配管に自動で水を循環させることで給湯器が凍結を防止する機能です。

気温が5℃以下になり、かつ、浴槽の水が循環口よりも上に残っていれば自動的に作動します。

自動ポンプ運転の凍結防止はあくまで給湯器と浴槽の循環している配管の保護となりますので、給湯器の水道配管部分の凍結防止には効果がありません。

 

2つめは給湯器内部に装備されたヒーターです。

これはすべての給湯器に該当します。

ヒーターで給湯器内部の配管を温めることで凍結を防止します。ヒーターは給湯回路に装備されています。

こちらも給湯器内部なので、水道配管部分の凍結防止には効果がありません。

 

では一体給湯器のどの部分が凍結してしまうのでしょうか

必ずこの部分とは言えませんが可能性があるのは

水道配管部分 給湯器本体配管部分 おいだき配管部分 給湯配管部分

が凍結する可能性があります。圧倒的に多いのは水道水が通る水道配管部分でしょう。

その他、給湯器の接続部分には水抜栓があるため、保温材などの防止対策がうまく施工されていない場合は凍結の原因となります。

 

もし修理するとなった時の修理代はいくら?

給湯器以外の配管部分が破損した場合は数千円から数万程度でしょう。配管を交換すれば解決する場合が多いので、町の水道屋さんでも

修理が可能です。

単純に凍結してしまった場合は温めれば元に戻りますが、破損した箇所によっては修理、交換、となり、修理費用が発生する可能性もあります。

給湯器内の配管が破損した場合

 

考えられる症状として、次の5つがあります。

①給湯器内部に残った水が凍結し、配管が破損します。

②凍結した部分がとけると破損箇所から水漏れが発生します。

③内部配線と接続している部品に水がかかり漏電します。

④漏電が発生すると電気回路や熱交換器まで故障。機器が漏電を感知し機器内部のブレーカーが落ち、給湯器が停止します。

⑤電気回路が故障すると高額な修理代が発生、さらに熱交換器が破損すると熱交換器の取替え修理になります。

 

凍結防止対策

凍結しにくくするために、給湯器配管まわりにヒーターや保温材(断熱材等)を設置すると、より効果的です。

凍結防止グッズはホームセンターやネット通販でも手に入れる事ができますし、施工業者によっては、給湯器の交換と一緒に凍結防止グッズの販売・設置もしています。