ガス給湯器の燃料ガスについて
今までいくつかガス給湯器設置場所や仕組みや種類など様々なことをご紹介しましたが、
今回はその燃料となるガスについてまとめてみましたのでご紹介したいと思います。
まずは基本的なことから細かなことまでお伝えします。
ガスについての知識
ガスは大きく分けて2州類あります。
プロパンガスと都市ガスです。
都市ガスは13種類あります
プロバンガスはあの頑丈な鉄板のボンベに入れられていて誰もが見たことあると思いますが
都市ガスはさらに細かく分けられていて13種類あるといいます
今やその主な種類は 13A・12A・6A・5C・L1・L2・L3のガスに代表されています
大きく2つのグループに分けることができます。
【発熱量が高いグループ】
13A・12A
【発熱量が低いグループ】
6A・5C・L1・L2・L3
これらは発熱量が低いグループに大別され、
以前あった発熱量の低いグループに属するガスの規格を3つずつまとめたものであり、L1 > L2 > L3の順で出力が小さくなります。
また、6Aはプロパンガス(LPガス)の主要成分であるブタンを火力調整のため空気で薄めたガスであるため空気より重く、ゴム類を侵す働きが強いためガス漏れ警報器の設置やホース類、補修部品手配の際には注意が必要です。
都市ガスのコードには意味があり、例を挙げると13Aなどの都市ガスの記号の意味は、数字で熱量を、A,B,Cの文字で燃焼速度をあらわします。
1m3あたりの発熱量は、
13という数値の場合:46.04655メガジュール(11メガカロリー)~43.14メガジュール(10.306メガカロリー)で、
12という数値の場合:41.8605メガジュール(10メガカロリー)であり、数値の後についているアルファベットには燃焼速度を意味する記号が付いており、A:遅い、B:中間、C:速いという区分がされています。
それ故にガス種専用のゴムホースを使う事が義務づけられていました。
例えば、6Aの器具に5Cのガスを供給した場合、発熱量は大きく違わないため炎が溢れる事はないのですが、燃焼速度が速いガスが供給されると、バーナー外部で燃えず内部で燃えることになり過熱事故を引き起こす危険性があり、逆に燃焼速度が遅いガスが供給されると、バーナーから離れようとする危険性があります。
※プロパンガスは高い?
都市ガスについてみてきましたが、
プロパンガスは都市ガスと比較してどんな特徴があるのでしょうか。
最大の違いは、その価格です。
プロパンガスは都市ガスに比べて高めの料金設定となっていて、場合によっては2倍近くなることもあります。
また、プロパンガスは会社によって料金が異なり、
なかには不当に高い料金を請求してくる会社もあります。現在のガス料金が高すぎると感じている方は、ガス会社の切り替えを検討してみても良いかもしれません。