壁貫通型給湯器の特徴とは?取付け工事等を解説

お湯を沸かすために必要不可欠なのが給湯器です。エコに注目した給湯器など、近年はさまざまな種類が登場しています。その中で、ホールインワンと呼ばれている給湯器が、壁貫通型給湯器です。壁貫通型給湯器は、バランス式風呂釜の交換や改修工事などで使われています

今回は壁貫通型給湯器の基礎知識や仕組み特徴についてご紹介します。

 

壁貫通型給湯器って?

壁貫通型給湯器は別名「ホールインワン」「バズイング」「壁ピタ」と呼ばれています。

壁貫通型給湯器は、名前の通り給湯器が壁に貫通している状態です。そのため、風呂釜から壁貫通型給湯器に交換すれば、浴槽サイズが広くなります。公団住宅向けとして普及されたバランス釜は、浴室内に浴槽と並べられて設置されていました。しかし、壁貫通型給湯器はバランス釜を取り除くことができ、壁貫通型に交換する方が増えています。

 

仕組み

壁貫通型給湯器は、浴室の壁を突き抜けて、給湯器本体が突き出す形で放置することになります。一般的な給湯器は、壁に取り付けたり、地面に設置したりする形式です。壁貫通型給湯器が設置された浴室を見てみると、浴槽のすぐ脇の壁に取り付けられていることがわかります。一般的な給湯器とは設置方法が異なるのです。

 

種類

壁貫通型給湯器は、様々な種類があります。例えば、ガスふろ給湯器・ガス給湯器・壁貫通型専用浴槽などです。また、注目されているエコジョーズなど、エコ給湯器もあります。かべ 貫通型といっても、機能や性能が異なるため、事前に確認しておきましょう

 

どこで使われているか

壁貫通型は1983年に開発され、バランス釜の代替として使われるようになりました。

バランス釜を利用していた建物が、公団住宅だったため、マンション・公団住宅の交換に壁貫通型が使われています。

ちなみに、2011年4月以降発売されたものは

 

なぜ大量採用されたのか

壁貫通型給湯器が使われるようになったのは、1983年以降です。それまで、多くの公団住宅やマンションは、バランス型風呂釜が使用されていました。バランス型風呂釜は、自然給排気式の給排気を採用したガス風呂釜です。浴室内に浴槽と並べて設置されるため、浴槽が狭くなります。

 

また、バランス釜は建物内に給排気口用の穴があいているため、穴を生かす給湯器の交換が必要です。そこで、開発されたのが壁貫通型となり、大量生産されるようになりました。

 

いかがでしたでしょうか今回は壁貫通型給湯器についての特徴をご紹介しました。

次回は壁貫通型給湯器のメリットやデメリットについてご紹介したいと思います。