ガス給湯器の点火不良の対処法おしえて!
点火不良を理解するのにまずはガス給湯器の仕組みを少し知っておく必要があります。ガス給湯器にはガスを着火する部品のことをイグナイターといいます。これは点火装置のことです。
このイグナイターに火花を何度も発生させることで、ガスに火をつけることができます。
ですが、このイグナイターが何らかの原因で火花を起こせなくなると、
着火不良となるわけです。イグナイターが発生するトラブルとしては次のようなものがあります。
制御基板の故障
イグナイターの電極が劣化
イグナイターが湿っている
よくある原因が制御基板の故障とイグナイターの電極が劣化しているケースです。
いずれも部品交換で直ります。特にイグナイターの電極は消耗品ですので、使えば使うほど劣化していってしまいます。
これとは別に、台風などのあとにはガス給湯器内が湿気を帯びて、イグナイターが湿ってしまう事があります。
この様な場合はイグナイターが乾燥すれば大抵の場合は着火不良は解消します。台風や雨の直後に火が点かない時は
乾燥するまでしばらく待ちましょう。
点火不良の兆候
点火不良というのは突然発生しているように見えますが、実アh発生する前から兆候が出ています。
その代表的なものがこちらです。
給湯温度が一定にならない
ガス給湯器から変な音がする
ニオイが臭い
お湯の温度が上がらない
追い焚きが出来ない
すべての原因が着火不良というわけではありません。
ですがこれらの症状が出た時は点火不良に限らず故障の兆候です。一度使用を中止して、ガス給湯器メーカーに連絡しましょう。
点火不良の確認方法
ガス給湯器のほとんどは操作パネルがあると思います。
操作パネルがあるガス給湯器の場合はエラーコードが出ていないか確認してください。
給湯器メーカーによってエラーコードの番号が違います。表示されているエラーコードを取り扱い説明所で確認してください。
操作パネルがない小型のガス給湯器の場合は、ガスの点火が確認できる小窓を確認しましょう。
火花が飛んでない
火がたびたび消えている
炎の色が黄色い
上記の状態になっているような場合はメーカーに連絡してください。
点火不良時の対応方法
点火不良時にできることはそれほど多くありません。
ガスメーターの弁が開いているか確認
ガス給湯器のガスと水の元栓が開いているか確認
エラーコードを確認して取扱説明書で故障内容のチェック
きちんとガスと水が給湯器に流れていることを確認してください。すでにご紹介しましたように、地震が発生するとガスメーターでロックがかかることがあります。 ロックされている場合は、説明書などに従って解除してください。